「モデル」を意識すると綺麗な字になる?方法と実践
こんにちは。
各地続々と梅雨入りし、いよいよ梅雨本番となってきました。
雨で外に出かけるのが億劫なときは、一緒に綺麗な字を書く練習をしてみませんか?
今日のテーマは「モデル」です。
モデルを意識することで字が綺麗になりますよ、という実例を紹介します。モデルを意識することで、綺麗な字を書く能力の底上げをはかります。
いきなり難しそうなテーマですが、はじめに紹介することで美文字を体験して欲しいと思います。
紙とペンを用意してぜひ一緒に書いてみてください。
今日の字はこちら、「有言実行」
どうして「モデル」?
ここで言うモデルとは、どちらかと言うと、「ファッションモデル」に近い意味合いです。
私たちの目的は綺麗な字を書くことですが、「綺麗」という言葉はあいまいでイメージしづらいと思います。そこで、綺麗でカッコいいファッションモデルさんをイメージして字を書いていきます。
モデルさんは足がシュッとしている
モデルさんは足がシュッとしてて綺麗ですよね。なので、字も足が長くなるように書いてみましょう。
モデルさんはポーズをとる
モデルさんがポーズをきめるとき、一番輝いて見えます。
ポーズをとるとき、真正面を向いて仁王立ちをしている人はまず居ないでしょう。たいてい、こんな感じにポーズをとることが多いと思います。(素人目ですが)
- 少し体を斜めに構える
- どちらかの肩を落とす(上げる)
- スッと片方の足を前に出す
これを文字にも取り入れてみると綺麗に、またはかっこよく見えることがあります。
いずれも、左肩を少し上げてポーズをとらせてみました。
少し、文字が立体的に見えませんか?ボールペンなのであまりわからないかもしれませんが、筆ペンなどで書くと違いが顕著に現れます。
(「有」の4画目を3画目より長くすることで、足が前に出ているように見せています)
モデルさんの衣装は奇抜
「奇抜」というと御幣があるかもしれませんが、モデルさんの衣装は目を引く要素が多いです。
文字が奇抜といわれると「?」となりますが、ここでは、字本来が持つ特徴を際立たせます。文字の特徴である「とめ・はね・はらい」を少し大げさにしてアクセントを加えてみましょう。
例はやや大げさに見えますが、これくらいはっきりさせておくとかっこよく見えます。その子(字)の特徴を最大限に誇張しましょう。
ポイントは、長い線や1画目に適用することです。
「有」「言」「実」の短い線に対しては控えめにしていることがわかると思います。短い線にまで適用してしまうと、ゴツゴツと男らしい字になります。
モデルさんはバランスを崩さない
モデルさんでも転んでしまうと台無しです。
足を適切な位置に持ってきて、バランスよく立たせましょう。
バランスを取るのは少し難しいかもしれません。
「実」は比較的分かりやすい例です。上半分に線が密集した頭でっかちな字であるため、下がどっしりしていないと転びそうになるのがわかると思います。
足を広げてるというと下品かもしれませんが、ドレスなどを着ているとイメージするといいかもしれませんね。
「有」は、バランスを取るために過大に間隔を広くすると、字自体が太ってしまってモデルさんになれないので注意してください。イメージはあくまでモデルさんです。
「言」は、もう少し「口」の幅を狭めるとスラッとした立ち姿になります。その分、すこしバランスの取り方が難しくなります。しっくりと来るほうを試してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「綺麗」というものは言葉で言い表しにくいものなので、「綺麗」を具現化したモデルをイメージして綺麗な字を書くアプローチをしてみました。
- モデルさんは足がシュッとしている
- モデルさんはポーズをとる
- モデルさんの衣装は奇抜
- モデルさんはバランスを崩さない
これで完璧に綺麗な字が書けるわけではありませんが、何となくでも綺麗な字を書くイメージ、方法がわかっていただけたら幸いです。